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満開の白木蓮が見れました
彼岸の中日。
今日も実家に帰っていました。父のリハビリの付き添い、今後のことを話し合い、先を見据えて、可能なことは全てやってみよう!とたくさんの方の手を借り、今日の父は明るく、いつもよりたくさん話してくれました。
私の実家は、和菓子やお茶が有名なので、いつも買うところも決まっています。
おはぎや果物、お菓子になどをお供えし、父が墓参りに行ってきてくれというので行ってきました。
母が眠るお墓に行くのも久しぶり。午後は雨も上がり、お線香を立て、水を変えてあげました。
と言っても、定期的にお墓のお掃除も頼んでいるので、うちのお墓はピカピカです。どなたかが来てくださったんでしょう、古い線香が立ててありました。
今日は時間があったので、同じお寺のうちの墓所のすぐ近くに眠られている、堀尾忠晴公のお墓にもお参り。松江第2代藩主、江戸時代前期の大名です。
まだ時間があったので、同じお寺に眠られている、盛り花形式を考案した、小原流初代家元小原雲心のお墓にもお参り。
現在の小原流家元、小原宏貴氏と円成寺住職との家庭画報の対談のときは、お写真を見せていただいたり、裏話をお聴きしたり、お寺であります展示会や家元がいらっしゃる際は、お声をかけてくださるので、私もいつも勧められるしで、いつかやってみたいなと思っています。
今日は、何と言っても、嬉しかったのが、満開の白木蓮に出会えたこと。
運が良ければ満開の時期に出会えます。強い香りを放ち、この白木蓮は、それこそ私の物心ついたときには、この場所に存在していたと記憶しています。
木蓮の開花は、3〜4日と言われています。そんな儚い花に出会えると、嬉しくなります。
木蓮には、紫木蓮もあります。ほかにピンクなどの色もあるようですが、私には、この白木蓮(ハクモクレン)の方が馴染みがあります。
白という色の意味とも合わさって、白木蓮の花言葉は、何者にも染まらない、「気高さ」、純粋さと共に純潔だからこその、逆に言えば、何者にもなれる、どんな色にも染まれる、強さがあります。
木蓮の花は、蓮の花によく似ていて、同じ方向、北の方向に向かって、花を咲かせる「コンパスプランツ」、「自分の決めた道を信じて進むように」、また蓮の花姿から、「人生を強く歩むように」と言った花言葉があるようです。
同じ方向に向かって花を咲かせる、木蓮。
神聖で、そして神秘的です。
インディアンが方角を知るために、北斗七星から、東西南北を知ったように、
登山家たちも、木蓮の花の向きで、北の方向を知ることがあるようですよ。
それにしても、実物はもっと、香りも良く、美しいです。