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2021 / 08 / 18  01:07

小説の中に見る『色』

小説の中に見る『色』

昨日は、この降り続く雨のため、予約もキャンセルになり、『推し、燃ゆ』を読了。

小説の中の主人公が追っかけをしているアイドルの『推し』のカラーは青。

青と一言で言っても、いろんな青が小説の中でも活字として出てくるところがあった。

『青壁色』『藍』『碧』なども青の仲間。

アイドルの『推し』のいろんな部分を表しているんだなと、勝手に考察して読みました。

『推し』のブルーは、アイドルとしての表現者としてのブルーもあれば、繊細で、想いを内に秘めた、それでいて正直すぎるくらい正直な、また几帳面で真面目な、ブルーもあるでしょう。

いろんな要素を一括りにすると青だけれど、明度や混色の加減でいろんなブルーになる。どんな青かで、意味合いが変わるように、いろんな顔の『推し』をイメージしながら、読みました。

表紙のピンクが、『推し』を全身全霊で、自己犠牲を払ってでも追っかけをする主人公の色、カバーを外すと、深いブルーがでてくる、これが『推し』の色。ピンクも青も愛の色。

小説やドラマ、映画に出てくる色彩には物語の伏線になったり、意図するものがあったり、あくまで自己考察に過ぎませんが、色が分かると、それだけ、もう一歩深く楽しむことができます。ただそれは、正解不正解を問うものではなく、あくまでも、自己考察に過ぎませんが。

 

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